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キッズコンピュータ・ピコは、幼児向けの電子知育玩具である。 == 概要 == セガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)が1993年に発売した幼児向けの電子知育玩具で、当時のメーカー希望小売価格は税抜16,000円〔。1998年以降は当時のセガ子会社で玩具部門を担当するセガトイズに販売を移管した。2001年6月1日には同性能の改良機を発売するとともに機器名称をキッズコミュニケーション・ピコに変更した。略称はピコ(PICO)。 タッチペンによる操作、絵本状のページが付いたソフトウェア、テレビ画面と絵本の連動遊び、テレビ画面を利用したお絵かき遊びを特徴とする。キャッチフレーズは「''楽しく遊んで、知力すくすく''」「''遊びが学びの最初の一歩''」など。 同社から発売されたメガドライブのアーキテクチャを転用した電子玩具。メガドライブからサブCPUのZ80やFM音源を省き代わりにADPCM音源を搭載、入力機器をコントローラからタッチペンにするなどの変更を施し、幼児向け知育コンピュータとした。本体のみでは動作せず、テレビと接続した上で絵本ソフトと呼ばれるロムカセットを本体に差し込んで使用する。これらの性質からゲーム機としても分類される。 操作は主に本体に取り付けられたタッチペンを使用し、ほかにタブレット、決定を行う赤い大きなボタン、選択・方向決定を行う4つの小さなボタンを補助的に使用するのみで、一般のコンピューターゲームのような複雑な操作は要求されない。小さなボタンの色は当初は白・緑・橙・青。このうち白いボタンはキッズコミュニケーション・ピコの最初期モデルでは黄色に変更されたが、後に白色に戻された。この時期に発売された絵本ソフトはテレビ画面に表示されるボタンも黄色で示されているものがある。 絵本ソフトに付いたページを開きタッチペンでページ内の絵や文章、アイコンに触れると、それと連動してテレビ画面の画像が変化する、キャラクターが喋る、ミニゲームが始まるなどさまざまなイベントが発生する。多くのソフトには最後のページに、タブレットとタッチペンを併用するテレビでのお絵かきのページが用意されている。テレビと絵本の連動遊び、学習要素を盛り込んだミニゲーム、お絵かき遊びにより幼児の想像力、判断力など知能の発達、文字や数、物の名前など知識の習得を促し、学習の手助けを行う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キッズコンピュータ・ピコ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sega Pico 」があります。 スポンサード リンク
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